FP2級とFP3級の違い|合格者がわかりやすく解説します

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  • FP2級とFP3級の違いを知りたい!
  • FP2級とFP3級どちらを受けるか悩んでいる…。

こうした疑問にお答えしていきます。

  • 試験範囲・学習内容
  • 難易度・合格率
  • 受験資格
  • 受験料
  • 取得するメリット
  • 同時受験できるか
  • 3級受けずにいきなり2級を受けられるか
  • 同じテキストで合格できるか

以上のことがスッキリわかります!!

tano

FP2級を持つ、ファイナンシャルプランナーの私が、わかりやすく解説していきます。

目次

試験内容・学習範囲の違い

FP(ファイナンシャルプランニング)資格は、個人や法人に対して適切な資産運用やリスク管理、税金対策などをアドバイスするための知識と技能を証明する資格です。

では、FP2級とFP3級の違いについて、まずは試験内容から比較してみていきましょう。

結論から言えば、

FP2級とFP3級とで、試験内容の大きな枠組みに違いはありません。

FP2級とFP3級の試験範囲
  • ライフプランニングと資金計画
  • リスクマネジメント
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

具体的に学習範囲を見ていくと次のように、項目に違いがあることが分かります。

FP2級
ライフプランニングと資金計画「中小法人資金計画」が追加
リスクマネジメント3級と同じ
金融資産運用3級と同じ
タックスプランニング「法人税」「法人住民税・法人消費税」「消費税」など6項目が追加
不動産3級と同じ
相続・事業承継「事業継承対策」「事業と経営」の2項目が追加
FP2級とFP3級の試験範囲の違い

ここに表記していない分でも、各制度の特例や、条件の詳細化によって、2級では内容が専門的になっています。

合格に必要な勉強時間の違い

FP2級とFP3級の勉強時間の違いは次の通りです。

  • FP3級合格には、30~100時間
  • FP2級合格には、150時間以上

参考書・テキストで概算すると、FP2級の方が約120ページ分のボリュームが増します。

FP3級からFP2級へ挑戦する場合の変化
  • 問題集で言えば、約120ページ分のボリューム感アップ
  • 内容が高度になり、覚える量が増える
  • FP3級合格から2級合格までに、150時間以上の勉強時間が必要になってくる

勉強時間については、FP2級には150時間以上の時間が必要とされています。FP2級には、3級の合格が必要ですから、FP3級の知識を持った状態でさらに150時間ということになります。(受験資格の詳細は↓)

FP2級と3級同じテキストで合格できる?

FP3級のテキストでは2級の合格は厳しすぎます。

FP2級と3級で同じテキストで合格を目指すことはおすすめできません。2級では学習範囲が広くなり、3級のテキストではとてもカバーできる内容量ではないからです。

また、2級のテキストを先に買って、3級に挑戦することであれば可能かもしれませんが、受験した私の経験的にはおすすめしません。はじめて取り組む初心者にとってはFP3級の量でも多すぎますし、はじめから3級のための30~100時間と、2級のための150時間以上を同時に味わう必要性が低いからです。

FP3級には3級のテキストを、2級には2級のテキストを用意しましょう。

難易度・合格率の違い

FP2級とFP3級の難易度・合格率にも違いがあります。一般的にFP2級は中級レベル、FP3級は初級レベルの資格とされています。FP3級の合格率は比較的高く、60~70%程度です。FP3級では、基本的な教養知識を問うものですから、合格率は高くなっています。一方、FP2級の合格率は40~50%程度であり、FP3級に比べると難易度が高くなるため、合格するためにはより深い知識と理解が必要です。

FP2級とFP3級では合格率は倍近く違います!

FP2級FP3級
学科試験合格率:30~45%程度
実技試験合格率:40~60%程度
学科試験合格率:60~70%程度
実技試験合格率:60~70%程度
FP2級とFP3級の合格率の違い

受験資格の違い

FP2級とFP3級では受験資格が異なります。FP3級の受験資格は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」で、言い換えると資格や経験による受験資格の制限はないということになります。とくにFP2級の受験資格には、実務経験やFP3級合格が必要です。

FP2級FP3級
3級FP技能検定の合格者
FP業務に関して2年以上の実務経験がある人
日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した人
厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
以上のいずれかに該当する人がFP2級の受験資格を得ます。
FP業務に従事している者または従事しようとしている者。
FP2級とFP3級の受験資格の違い

FP2級と3級の同時受験は出来る?

同時受験・併願はできません。

これまでは同日の同じ時間帯に試験が実施される都合上、同時受験・併願はできませんでした。

※2024年度から3級についてはCBT試験に移行していますので、以前よりも3級の受験と2級の受験の間隔を短くすることは可能です。

FP3級受けずに2級は受験できる?

ほとんどの場合、FP3級合格が基本的に必要です。

FP3級に合格していなくても、

FP業務に関して2年以上の実務経験がある人
日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した人
厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

こうした経験があればいきなり2級から受験する資格は得られますが、FPとしての勤務から離れていたり、その証明が難しかったりするようであれば、FP3級の合格を経てから2級に挑戦することをおすすめします。

受験料の違い

FP2級とFP3級では受験料が異なります。前回の受験での一部合格者は、免除申請を事前に行うことで学科または実技のみの受験をすることができます。

FP2級FP3級
学科と実技:11700円
学科のみ:5700円
実技のみ:6000円
学科と実技:8000円
学科のみ:4000円
実技のみ:4000円
FP2級とFP3級の受験料の違い

取得するメリットの違い

FP2級とFP3級の資格取得にはそれぞれメリットがあります。

FP3級は、ファイナンシャルプランニングの基礎知識を証明する資格であり、金融業界でのキャリアをスタートさせるための第一歩として非常に有用です。FP3級を取得することで、基礎的な知識を身につけることができ、金融商品に関する基本的なアドバイスができるようになります。また、FP3級は教養資格として、個人事業主や会社員、専業主婦、学生など幅広い世代に人気であり、比較的短期間で取得できるため、初めての資格取得としても適しています。

一方、FP2級は、より高度な専門知識を持つことを証明する資格であり、金融業界でのキャリアアップや、より専門的な相談業務に従事するためのステップとして重要です。FP2級を取得することで、より複雑な資産運用やリスク管理の相談に対応できるようになり、顧客からの信頼も高まります。

FP3級でもファイナンシャルプランナーを名乗って業務をすることはできます。

ただし、顧客からの信頼や、自分の実力という点では、ファイナンシャルプランナーとしての活動には、やはりFP2級合格後が望ましいとされています。

【合格体験談】合格するためのポイント

最後に、FP2級とFP3級に合格するためのポイントを、実際に合格した体験談として紹介していきます。

FP3級合格のポイント

FP3級に合格するためには、まず基本的な知識をしっかりと身につけることが重要です。はじめて取り組んでみると、身近な話題が多く、取り組みやすいことに気づきます。内容としては、タックスプランニングから取り組むと、税金関係の知識がまとまって入ってくるのでおすすめです。ニュースや経済に関心がある方は、金融資産運用から取り組むと、見慣れた用語に多く出会えて勉強のハードルが下がるので、これもおすすめです。

ただ、テキストの順番通りに進めていっても大丈夫ですし、非効率なわけではないので安心してください。あとで振り返ってみたときに、タックスプランニングから取り組んだら分かりやすかったかなーというレベルです。

実際、私はテキストの順番に従って進めていきました。

勉強時間は30~100時間かかるとされていますが、私はなんとか30時間で合格できました。個人的には簿記3級を持っていたので、一部の言葉がスムーズに理解できたからだと思っています。

正直なところ、FP3級の試験難易度自体は低いですが、覚える暗記量はかなり多いので、はじめは苦戦しますし、資格勉強期間中は結構しんどかったです。

暗記に依存している分、勉強時間を短縮することが難しく、どれだけ効率的に学習してもやはり30時間以上はかかってくる印象を受けました。

FP2級合格のポイント

FP2級に合格するためには、FP3級の知識を基盤に、より深い理解と応用力を身につけることが求められます。暗記量もかなり多く、勉強を計画的に進める必要があります。

おすすめは、FP3級の合格が分かってすぐに次の試験日のFP2級に挑戦することです。FP2級が応用的と言われてはいますが、ふたを開けてみれば「暗記量が増えた」というのが正直なところです。FP3級合格した時点で、内容が忘れていないうちに2級に挑戦することが最高効率です。

実際に私は、3級合格が発表されてすぐに2級の申し込みをしました。学習範囲の違いについては前述の通りですが、ともかく量が多くなった印象を受けました。計算が増えて難しくなったと述べている記事もありますが、解いてみるとそうでもなくて、計算の難易度はこれまで通りかなと感じました。ただ、情報量が多くて複雑になった、という感じでしょうか。

定番テキストの「みんなが欲しかった」シリーズでは、3級では1冊でしたが、2級では内容が多くなって1冊の中で分冊(2冊に分かれて)になっているほどです。

私としては、合格点こそ余裕だったものの、資格試験勉強中は大変だった思い出があります。

まとめ

FP2級とFP3級の違いについて、試験内容や合格率、受験資格などの観点から解説してきました。

FP2級とFP3級では試験範囲の単元こそ同じですが、難易度や取得後のメリットには大きな差があります。

FP資格を取得することで、個人の家計管理や資産運用に関する知識が深まり、ライフプランニングを充実させることが期待できます。また、不動産・金融・保険業界でのキャリアアップを目指すことができます。FP資格は多くの企業で評価される資格であり、取得することで就職や転職にも有利になる可能性があります。自分に合った学習方法を見つけ、継続的に学習を進めて、目標の資格を取得しましょう。

これからFP資格を目指す皆さんの参考になれば幸いです。

以上、「FP2級とFP3級の違い|合格者がわかりやすく解説します」でした。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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