- FP2級に独学で挑戦してみたいけど、どういう感じなのかな?
- FP2級の勉強方法を聞いてみたい!
こうした疑問にお答えしていきます。
FP2級にチャレンジしてみたい方へ。初心者の私が独学で合格できたので、この記事がみなさんの励みになると、とっても嬉しいです!
FP2級を受験した理由
個人差はあると思いますが、正直なところ、FP3級のテキストに書いてあることを覚えただけでは、「こんな制度あるんだなー」くらいの感覚で、知識がついたという感覚がありませんでした。
また、ファイナンシャルプランナーを名乗ること自体はFP3級でも可能ですが、友人の相談に乗ったり、自信をもってファイナンシャルプランナーを名乗ったりしている人の多くはFP2級以上であることを知りました。確かに、FP3級で自慢げな人はあまりいないですよね。
こんな感じで、割と軽い気持ちと勢いでFP2級に申し込んだというのが、私の経緯です。
実技試験はどちらを選んだか
一応ですが、ここでFP2級試験の概要を簡単におさらいしておきます。
詳しい解説はこちらの記事にまとめていますので、まだFP技能検定について詳しく知らないよという方は見ていただけると、きっとためになります。
FP2級は、ファイナンシャルプランニングの基礎知識を問う国家資格です。
試験は「学科試験」と「実技試験」の二つで構成され、どちらも合格する必要があります。
学科試験: 学科試験は、選択式の問題が出題されます。ライフプランニングと資金計画、リスクマネジメント、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継といった幅広い分野の知識が問われます。
出題形式 | マークシート式(4択) |
試験時間 | 120分 |
合格基準 | 36点以上(60点満点) |
実技試験: 実技試験は、具体的な事例をもとにファイナンシャルプランニングの実践力を問うものです。記述式や〇×選択式・四択選択式の問題が出題され、実際の相談シナリオに沿って解答する形式です。
きんざい | 日本FP協会 | |
---|---|---|
出題形式 | 事例形式 | 記述式 |
問題数 | 5題 | 40問 |
試験時間 | 90分 | 90分 |
満点 | 50点 | 100点 |
合格点数 | 30点以上 | 60点以上 |
出題科目 | 選択可能 | 資産設計提案業務のみ |
私の場合ですが、
- FP3級でも日本FP協会受験だったから
- 日本FP協会受験の方が合格率が高いから
こうした理由から日本FP協会受験にしました。もし迷っている方がいるなら、日本FP協会受験をおすすめします。
FP2級試験の合格率
FP2級の試験は、基礎的な知識を問うものの、範囲が広いため、しっかりとした学習が求められます。合格基準は、学科・実技ともに60%以上の得点が必要です。
きんざい | 日本FP協会 | |
---|---|---|
学科合格率 | 約23% | 約47% |
実技合格率 | 約41% | 約62% |
私の考え方ですが、FP2級自体が、そもそもFP3級合格者が受けているので、この合格率は見た目よりも低いと思った方がいいと思います。まったくの知識がない初心者が受けている可能性があるような、他の資格試験は合格率が低くなる傾向にあるので、FP2級の約4割の合格率は低めに感じますね。
合格にかかる勉強時間の目安
FP2級の合格を目指すためには、どれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
これは、個々の知識や経験、学習スタイルによって異なりますが、一般的な目安としては、
合計で150~300時間程度の勉強時間が必要とされています。
ただ、FP3級に合格してすぐにFP2級の学習に取り掛かれば、かなり勉強時間を短縮できると思います。
実際私は、FP3級の知識がかろうじて残っている状態でFP2級の学習に入ったので、150時間程度で十分合格できました。
1月にFP3級合格⇒5月にFP2級に合格の流れでした!
合格に役立ったテキスト
私が使ったのは、「みんなが欲しかった!FPの教科書2級」と「みんなが欲しかった!FPの問題集2級」です。TAC出版が出しているテキストで、正直、王道中の王道ですが、確かにこの2冊で独学合格できました。
FP3級・2級の両方とも、この2冊↑だけで合格できました。
FP2級の学習では、スクールや講義をすすめる方もいますが、試験内容が暗記寄りなことや、合格率も低くないことから、参考書・テキストのみでの独学か、過去問道場を利用して合格する人が多い印象です。
色々な資格試験を受けてきましたが、個人的には、FP2級にはスクールは必要ないかなと思っていて、FPの学習にかけれる時間の確保の方が大事かなと思います。
FP2級に受かるためにしたこと・勉強方法
とは言いましたが、実はとてもシンプルで、
- テキストの通読を6回程度
- 問題集は2周
- 付箋付けたところを10周程度
以上のような取り組み方をしました。
付箋付けたところというのは、問題集を解いた際に、過去問に出てきたところに該当するテキストのページに付箋をつけておいて、あとで見直せるようにしておきました。
FP2級のテキスト、分厚すぎて、すべてのページをじっくりと見ていてはキリがありません。流し読みは6回くらいにしておいて、過去問に関係のある箇所を重点的に見直すようにしました。
この理論で行くと、
- テキストに載っているだけのところ⇒6回見た
- 過去問に出たことがあるところ⇒16回見た
ということになるので、私はこれでようやく覚えることができました。単純ですが、これが私が独学で一発合格できた勉強方法です。
まとめ
FP2級に独学で合格できた「合格体験記」として、紹介させていただきました。
FP2級の合格に必要な距離感というか、確保しなければならない時間や、用意した方がよさそうな問題集などが伝わっていたら嬉しく思います。
みなさんの合格を応援しております。
以上、「FP2級の合格体験記ブログ|私が独学で合格した流れ」でした。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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