漢検2級 合格率と勉強法のポイント|合格者が解説【2024年】

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漢検2級の合格率から勉強法まで、漢検2級の基本情報について知りたい方必見です。公開されている2023年度の漢検2級の合格率推移を中心に、合格基準、そして合格に必要な勉強時間や勉強法について合格者の経験をもとに解説します。参考書や過去問を活用した効果的な勉強法、おすすめの参考書の紹介もあります。さらに、検定の概要やレベル、受検日程、合格のメリットについても詳しく解説します。漢検2級を取得することで入試対策や就職活動に役立つだけでなく、常用漢字のマスターも可能です。漢検2級合格を目指す方や漢検2級に関心のある方にとって貴重な情報が満載です。

  • 漢検2級は合格率は高いの?レベルはどれくらいだろう。
  • 漢検2級の合格に必要な勉強時間、参考書を知りたい!

こうした疑問にお答えします。

tano

漢検2級合格者の目線でわかりやすく紹介していきます!

目次

漢検2級の合格率

漢検2級の合格率の推移からはじまり、レベル、合格基準点数、受けた感想を紹介します。

漢検2級 合格率の推移

漢検2級の合格率は25%程度で推移しています。

実施回 合格率
2023年度 第2回 29.4%
2023年度 第1回 25.5%
2022年度 第3回 28.9%

日本漢字能力検定 年度・回ごとの級別志願者数・合格者数 より)

漢検2級のレベル

日本漢字能力検定協会によると、漢字検定2級のレベルは高校卒業程度になっています。

  • 高校卒業・大学・一般程度(2136字)
  • 常用漢字がすべて読み書き活用できるレベル
  • すべての常用漢字を理解し文章の中で適切に使える

公益財団法人 日本漢字能力検定協会 各級の出題内容と審査基準 より)

漢検2級漢検準2級漢検3級
レベル高校卒業以上高校在学程度中学卒業程度
常用漢字の字数すべて1951字1623字

漢検2級の合格基準

漢検2級の合格基準点数は8割程度(試験によって前後する場合あり)です。

200点満点なので、160点程度が合格基準です。

私が受験した際は、難しかった回のようで、合格点が155点以上に設定されていました。

tano

参考までに私の漢検2級の成績を掲載しておきます!
受験したのは高校2年生の冬でした。

漢検2級 受けた実際のレベルと感想

「常用漢字すべて(2136字)」が範囲ということだけあって、十分に準備すれば確実に合格できるラインです。過去問と違う問題が出ましたが、極端に難しかったり、イレギュラーだったりする問題はありません。

当て字や複雑な読み方をさせてくるのは漢検準1級以上からなので、漢検2級レベルでは当て字に悩まされる回数もかなり少ないです。

また、時間が足りなくなるということもなく、しっかり勉強していれば時間配分に困ることはありません。会場につくと高校生や大学生に限らず、社会人やOL、高齢者の方もたくさんいらっしゃるので、どの年代が目立つということはなかったです。また、男女比にも差はなく同じくらいの割合でした。ご安心ください。

漢検2級 独学で合格できる?

独学で合格が狙えるレベルです。

「漢字の試験」という性質上、覚えることが基本なので、比較的個人の学習での方が身に着きやすい内容になっています。また、CBT試験に対応しているので、自分のスケジュールに合わせて、好きなタイミングで受験できるので焦らずに独学で取り組むことができます。

漢検2級の合格に必要な勉強時間

勉強時間は50時間程度が目安です。

漢検2級の勉強時間は全くの初学者だと100時間くらいすこし知識のある場合は50時間くらいが目安です。社会人が受ける場合や高校生~大学生が受ける場合には50時間あたりが目安の一つになってきます。

漢検2級 合格率が高くなる勉強法

漢検2級に合格するための勉強法について紹介します。とくに過去問対策は漢字検定攻略に必須です。

参考書を使って勉強する

漢検2級の学習には専用の参考書を買っての学習をおすすめします。出題範囲が「常用漢字すべて」ですから、調べたらすべての漢字を知ることはできますが、漢字検定試験そのものの対策はできません。また、四字熟語や対義語などの学習はテキスト・問題集を通じて取り組んだ方が効率的なので、参考書を買って取り組みましょう。参考書は1冊1000~2000円程度で手に入れることができます。

過去問を使って勉強する

漢検2級に合格するためには、過去問対策が重要です。テキストに出てくる順序で漢字を書き続けていても、インプットに偏ってしまいます。問題を解くという、アウトプットの時間を確保するためにも過去問学習は大切です。漢字検定では過去に出題のあった問題でも、繰り返し出されることがあるので、過去問に2~3回分は触れておきましょう。

漢検2級の合格におすすめの参考書

tano

問題集の種類が多くて悩むけれど、正直なところ、公式問題集で十分に対策はできます!何冊も買ってやり込む必要はあまりありません。

漢検2級 漢字学習ステップ

漢検学習にて、一番王道の問題集です。私はこれと後述の過去問題集で合格しました。

漢検意識というよりは漢字を学ぶことにページが使われていて、辞書的な解説方法で学べるテキストになっています。

でる順×分野別 漢検問題集

漢検の問題に沿って、問題形式で学べる問題集です。資格試験の問題集に寄せた仕様になっていて、漢字を問題を通して学習できます。

巻末に予想問題が付いていて、1冊でテキスト・問題集・予想問題集を兼ねることができます。

史上最強の漢検マスター2級問題集

1冊で学習したい方におすすめの人気シリーズです。模擬試験が2回ついていて、実践的な対策も十分に行えます。

漢検2級の概要(個人受験)

漢検2級(個人受験)の概要について、出題内容、ネット試験、検定日程、解答時間、検定料、受験会場にわけてまとめました。詳細は公式HPをご覧ください。

漢検2級の出題内容

漢検2級は出題内容が

読み、書取、部首、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成

となっています。

「同音・同訓異字」と「対義語・類義語」

この中でも、「同音・同訓異字」と「対義語・類義語」の2つの難易度が高くなっています

正答率が低く、苦手意識の多いのが「同音・同訓異字」と「対義語・類義語」です。この2つは漢字がインプットされていることを前提に引き出しの多さを問うもので、暗記で対応できる場合とそうでない場合があるからです。

「部首」

「部首」については暗記に依存するのでしっかり覚えるしかありません。

かなり変化球な部首を持つものが複数存在します。直感と異なるものがあるので丸暗記をおすすめします。普段意識しないジャンルなだけあって覚えにくいですし、問題数・配点も低めなので、勉強時間をかけるかどうかは個人によるところでしょう。

漢検にネット試験はある?

漢検2級~7級はネット試験(CBT受験)に対応しています。CBT試験は全国の指定されたテストセンターでPCシステムを使って受けることができる試験です。個人受験の筆記試験と合格の価値は同じなので、CBT受験に対応している級に挑戦する場合は、CBT受験もおすすめです。※漢字はタブレットに記入する形で解答します。

CBT受験のメリット

ネット試験(CBT受験)には次のメリットがあります。

CBT受験のメリット
  • 近くのテストセンターで受けられる
  • 自分の好きな日に試験日を設定できる
  • 再チャレンジがしやすい
  • 申し込み→受験→合格発表までがはやい

検定日程

個人受験は年3回実施です。試験日は基本的に日曜日実施です。

実施月
第1回 6月
第2回 10月
第3回 翌2月

解答時間

60分(1級~7級)、または40分(8級~10級)

検定料

受験級 検定料
1級 6000円
準1級 5500円
2級 4500円
準2~4級 3500円

受験会場

受験地(都道府県)の指定はできますが、受験会場の指定はできません。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 個人受験 より)

漢検2級に合格するメリット

漢検2級に合格するメリットを、就職活動・入試やスキルについて解説します。

就職活動・入試に役立つ

漢字検定は、就職活動や入試で有利になることがあります。

  • 就職活動では新卒採用の指標として約80%の企業が参考にしていると回答があったそうです(日本漢字能力検定協会調べ)。
  • 入試では、とくに高校入試で、約48%の高校が入試で評価に入れていると回答があったそうです(日本漢字能力検定協会調べ)。

常用漢字をマスターできる

漢検2級までで常用漢字を網羅しているので、新聞やテレビを見るにあたって、基本的に困ることはなくなります。漢検準1級以上は応用編となり、常用漢字以外も試験範囲になってしまうので、漢検2級までを受験する社会人が多くいらっしゃいます。

まとめ

漢検2級の合格率と勉強法のポイントについて解説してきました。

漢検2級は入試や就職で活用できる機会が多い資格試験ですが、合格率は低めになっています。過去問対策をしっかりしてから挑戦しましょう。CBT受験対応なので、再チャレンジしやすくなっていますから積極的に受験することができます。

みなさんの合格を応援しています。

以上、「漢検2級 合格率と勉強法のポイント|合格者が解説【2024年】」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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