- ITパスポートの社会人の勉強方法を知りたい!
- ITパスポートに合格した社会人の経験談を聞いてみたい!
こうした疑問にお答えする記事です。
非IT系社会人の私が、ITパスポート試験に(独学で一発で5日間で)合格できた経験をいかして、わかりやすく解説します!
ITパスポートを受けようと思ったきっかけ
私がITパスポートを受けようと思った理由ですが、それは「将来、転職するかもしれない」(いや、しないかもしれませんが)と思い、IT系になんとなく憧れたことが始まりです。ただし、非IT系の社会人である私が、IT系に転職するなんてことになっても知識・技術がありませんから、無理だと思います。そんなとき、ITパスポート試験を耳にしました。
- ITパスポート試験は国家資格
- 受験応募者数174万人を誇り、知名度が高い
- 受験者の約80%が社会人で、社会人のうち非IT系に勤める人が約80%を占めている
- ITの入門に位置する資格試験
- 合格率が50%程度あり、低くはない
調べてみると、以上↑のことが分かりました。「IT系に詳しくない社会人が受ける試験で、そこまで難しくないとなれば受験するしかない!」と感じた私は、ITパスポートを受験することにしました。
ITパスポートに合格するのに必要な勉強時間
ITパスポートの一般的な勉強時間は50~100時間程度とされています。
どのくらいの期間で取れるか計算してみると、
帰宅後の1日3時間の勉強であれば、3時間×17日=51時間、3時間×33日=99時間。
ここで合格率をみなさんに見ていただきます。
実は、ITパスポート試験の合格率は公式発表されていて、IT系の人もそうでない人も、あまり合格率が変わらないことが分かっています。
受験者 | 合格率 |
社会人 | 53.4% |
学生 | 39.4% |
IT系に勤める人 | 53.2% |
非IT系に勤める人 | 53.4% |
(ITパスポート試験 統計情報 試験結果 より)
つまり、ITの知識が全くない人でもチャンスはあるってこと!
IT系に何十年も務めていたり、かなり詳しい技術者でもないかぎり、IT系で働いているかどうかで合格率に差はないってことが分かれば、受験前の不安がなくなってきませんか?
私はこれを知って、かなり勇気がでました!
ITパスポート合格に私が実際にかかった勉強時間
タイトルでお伝えしたように、私は5日間でITパスポートに合格することができました。
実はこれには少し理由があって、ITパスポート試験の予約がなかなか取れなかったからというエピソードがあります。
ITパスポート試験はネット受験に対応していて、全国のテストセンターで受験することができるのですが、あまりの人気の高さで、私の都合の合う日に席の予約がなかなか取れませんでした。(地域差や時期的な都合はあるかと思います)
そしてある日、空席が出たのが5日後の試験で、急いで申し込んだ、というわけです。
ITパスポート試験を受けようと思いたってから2週間くらい経過していたので、急いで参考書を買ってきて勉強し始めました。
空席が出たのが5日前だった。これが5日間になってしまった理由です。はじめから5日間で勉強するつもりではありませんでした。
ITパスポート合格に私が実践した勉強方法
ITパスポート試験に5日間で合格できた勉強方法を紹介します。これまでに話したように、5日間という短期間で余裕で合格できた、というよりは、「5日間で合格しなきゃ!」という状況だったので効率的な方法で取り組む必要がありました。ITパスポート合格に私が実践した勉強方法は次の5点です。
- 『いちばんやさしいITパスポート』を購入した
- 過去問に徹底的に取り組んだ
- 繰り返し復習した
- プログラミングの章をとばした
- 試験当日は参考問題をスルーした
「私の勉強方法」というタイトルではありますが、ここで紹介するテキストの通りに従って学習したので、「テキストがおすすめする勉強方法」の方が正確かもしれません。それくらい良いテキストでした。
➀『いちばんやさしいITパスポート』を購入した
ITパスポートのテキスト・問題集選びに迷うなら、『いちばんやさしいITパスポート』が本当におすすめです!
ITパスポート試験は、内容がある程度限られており、暗記に依存した資格試験です。また、ITというだけあって、最新の話題が出題されることも多いです。
- 情報量の多いテキスト
- 最新の情報が含まれているテキスト
- 用語の重要度に強弱がついているテキスト
こうした条件のテキストを選ぶといいです。試験範囲の用語数はとても多く、すべてを完璧に覚えるには時間がかかりすぎるので、重要度(試験に出る可能性)が高いものを強調してくれるテキストの方が効率的に勉強できます。
- 売り上げNo1
- 問題や解説が最新
- 情報量が多く、マイナー用語まで網羅されている
- どの項目をどれくらい取り組むべきかが分かる
こうした特徴から、『いちばんやさしいITパスポート』を利用する受験者が多いです。
②過去問に徹底的に取り組んだ
ITパスポートの効率のいい学習法は、間違いなく過去問に繰り返し取り組むことです!
ITに関する最新の用語が出題されますが、それを予想してニュースや新聞をチェックしたり、時事的な問題に備えたりするのは効率的とは言えません。
ましてや、IT初心者の私でしたので、そういった時事問題への対応は考えずに、テキストの過去問題に集中しました。
独学での学習について
ITパスポートは基本的にすべて暗記で合格点を狙うことができます。
そのため、スクールに行ったり、講義を受けたりする必要性は比較的低い資格試験となっています。
一部、暗記では対応の難しいものとして、次のような問題が出題されます。
- n進数や場合の数などの数学・算数問題
- プログラミングに関する問題
ただし、計算問題はそこまで難しくありません。高校1年生までの数学レベルといったところだと感じました。
③繰り返し復習した
試験範囲が広く、用語数が多いので、なかなか次のページに進むことはできません。
「覚えられない」そう思いたくなるくらいの分厚いテキストとボリュームです。
しかし、それではいつまで経っても終わらないので、完璧主義にならずに次に進み、また復習で戻ってきてください。25時間という勉強時間でしたが、テキスト3周分は取り組みました。
④プログラミングの章をとばした
『いちばんやさしいITパスポート』からの言葉を借りるのであれば、プログラミングの章は「覚えることの割に解くのが大変で出題数が少ない」とのことでした。
実際、内容が複雑で、IT初心者の私はさっぱりわかりませんでした。テキストのページ数にして約30ページですが、効率的に進めたいならとばして大丈夫です。実際にこの30ページの知識がなくても合格できました。
⑤試験当日は参考問題をスルーした
ITパスポート試験では常に最新の用語が出題される可能性があります。ただし、最新の用語は選択肢に誤答として出てきたり、今後の出題のための「参考問題」として出てくることが多いです。
つまり、テキストをじっくりとやり込んだのに、「見たことも、聞いたこともない用語」が出てきたなら、それはきっと参考問題ですから、4択を適当に答えて次に進みましょう、ということです。知っている問題に時間を残しておく方が、効率的に得点できるからです。
ITパスポート試験では100問のうち、約5~10問程度の採点に関与しない参考問題(=捨て問題)があると言われています。これは次回以降の出題の参考にするためとのことなので、気にせず取り組みましょう。
ITパスポートの社会人勉強方法まとめ
ITパスポート試験の社会人の勉強方法について解説してきました。
ITパスポート試験はIT企業に勤める(あるいは目指している)社会人に限らず、広く一般的に教養として持っておくべき知識が詰まった試験です。
ITパスポート試験は5割程度の合格率ですので、誰でも合格できるチャンスがあります。
一方で、暗記量が多いことやIT系に勤めている社会人でも合格率が5割程度なことから、すでに知識がある社会人でも油断はできない試験となっています。
みなさんの合格を応援しています!
以上、『非IT系社会人の私がITパスポートに5日間で合格した勉強方法』でした。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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