英検準2級は、どのくらいの難易度・レベルなのでしょうか?英検準2級は、高校在学程度であるため、英語力のスキルアップを目指す方にとっては、まず挑戦したいレベルの英語試験といえます。この記事では、代表的な英語試験のTOEIC・GTECとの比較、求められる語彙数、合格率や試験内容、対策方法についても詳しく解説していきます。英検準2級の出題形式や各セクションでのポイント、おすすめのテキスト・問題集について、合格の経験をもとにわかりやすく解説しています。英検準2級に挑戦する際の準備や学習法について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 英検準2級はどのくらいの難易度・レベルだろう?
- 英検準2級はどのくらいの勉強が必要なのかな、合格のポイントを知りたい!
こうした疑問にお答えします。
英検準2級以上の合格経験をもとに、わかりやすく解説していきます。
英検準2級の難易度
英検準2級がどのくらいの難易度・レベルであるかについて、公式の出題内容や語彙数から見ていきます。
英検準2級は高校在学程度
- 高校中級程度
- 日常生活に必要な英語を理解し、また使用することができる
英検準2級は英語の試験において、高校在学程度の知識とスキルを持っていれば合格することができるレベルです(日本英語検定協会 各級の審査基準 より)。文部科学省によると、高校卒業段階の英語力の達成目標として、英検準2級~2級が挙げられているので、英検準2級に合格できれば、目標に近いレベルまで達成できたこととなります。
英検準2級とTOEIC、GTECの比較
英検2級の難易度を他の英語試験と比較すると、次のようになります。
- TOEIC換算で400点以上
- GTEC換算で700点以上
- CEFRはA2相当
英検準2級はTOEICやTOEFL iBT、GTECと比べると、より一般的な英語力を問われる試験です。TOEICやTOEFL iBTはビジネスや留学を目指す人に向けた試験であり、それぞれの試験において重点が置かれるスキルや必要な語彙数が異なります。英検準2級は、基本的な英会話や読解力、ライティング能力を測る試験と言えます。
英検準2級どのくらいの語彙数?
英検準2級の試験において必要な語彙数は約2600語~3600語程度と言われています。英検3級では1250語~2100語でしたから、語彙数だけでも随分と難易度が上がったことがわかります。
英検準2級の合格率
英検準2級の合格率は級に関わらず、2016年以降の公式発表がありません。以前の公表があった時期までであれば、一次試験が30%程度、二次試験では80%以上程度の合格率でした。
一次試験、二次試験をともに通過した、全体の英検準2級の合格率は約30%程度と言われています。ただし、合格率は年度によって変動することもあり、とくに直近の詳細な合格率については公表がありません。
英検準2級 合格基準点数
- 一次試験1322/1800が合格ライン
- 二次試験406/600が合格ライン
- ただし、配点が公表されておらず「何問中何問で合格か」は不明
- 従来はおよそ60%の得点率で合格できていた
英検準2級の合格基準点数はCSEスコアで、一次試験1322/1800、二次試験406/600と発表がされています。しかし配点の公式発表がなく、問題数に対して何問解答できたかでは、自己採点することができません。
公式発表のあった2016年度まででは、約60%の得点率で合格ができていましたが、直近の詳細な素点に対する計算方法は明らかになっていません。
英検準2級 試験内容と対策
英検準2級の試験内容と対策について、出題形式やおすすめ参考書をもとに解説しています。
英検準2級 出題形式
- 一次試験は80分間の筆記試験と、約25分間のリスニング試験から構成されています。
- 二次試験は英語での面接が約6分間行われます。
測定技能 | 問題数 | 形式 |
リーディング | 29問 | 4肢選択 |
ライティング | 2問 | 記述式 |
リスニング | 30問 | 3~4肢選択 |
(日本英語検定協会 準2級の試験内容 より)
英検準2級の試験は、リスニング、リーディング、ライティングの3つのセクションで構成されています。リーディングでは、短文や長文を読んで理解し、質問に答える能力が問われます。ライティングでは、指定されたテーマに沿った文章を書くことが求められます。リスニングでは、日常会話やアナウンス、短い会話などが出題されます。
リーディング、ライティングのポイント
リーディングでは、とくに後半の長文に時間をどれだけ残せるかが重要になっていきます。序盤の空所補充を確実に、そして素早く解答できれば合格が見えてきます。
ライティングでは、問題に応じて自分の引き出しから語彙や表現を使う必要があるので、レベルはかなり高くなっています。単語帳で覚えているレベルでは、その単語の正しい使い方を知ることができません。ライティングでは、定型文を覚えておいたり、「実際にお題を出されてライティングした経験」が重要になってきますから、中・高校生であれば英語の先生に添削をお願いしてみるといいと思います。
高校生当時、英語の担任の先生に添削をお願いしてライティングスキルを磨いていたよ!第三者に見てもらわないと、表現がワンパターンになってしまうよ!
英検準2級に合格できるおすすめテキスト・問題集
英検準2級に合格するためには、過去問や模擬試験を解くことが効果的です。とくに、英語のリスニング力やラリーディング力を伸ばすためのテキストを使うと良いでしょう。おすすめは旺文社が出している定番の過去問題集です。Gakkenの問題集はわかりやすい解説が特徴で、特典も多くて人気です。
まとめ
英検準2級の難易度・レベルについて解説してきました。
英検準2級は、高校中級程度という、決して高くない難易度でありながら、合格率は約30%と低くなっています。他の英語試験に比べて、ライティングやスピーキングが特徴的ですので、しっかり準備して本番を迎えましょう。
みなさんの合格を応援しています。
以上、「英検準2級の難易度を徹底解説|合格に必要な対策」でした!最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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