英検2級は難しい?簡単になった?難易度を合格者が解説【完全版】

  • 英検2級の難易度ってどれくらいだろう、、難しいのかな?
  • 英検2級は難しいの?簡単すぎるっていう人がいるけれど、、

こうした疑問にお答えします。

tano

英検2級に、高校2年生のときに合格した経験をいかして、わかりやすく解説していきます!

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目次

英検2級は難しい?難易度まとめ

英検2級に求められているレベルは

英検2級のレベル
  • 高校卒業レベル
  • 社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる

としています。(日本英語検定協会 より)

英検2級の合格率

合格率は2016年以降公表されていません。

2016年以前は公式に発表があり、2010年から2015年までの合格率は約25%で推移していました。

また、二次試験だけみると、合格率は約80%あり、一次試験の難関さ・重要さが分かります。

tano

帰国子女や海外経験のある学生は準1級から挑戦される方が多いので、2級の合格率に大きく影響しているとは考えにくいでしょう。

英検2級を徹底比較

英検2級のレベルは他の英語試験と比較すると、次のようになります。

  • TOEIC換算で550点以上
  • TOEFL換算で42点以上
  • GTEC換算で1000点以上
  • CEFRはB1相当

英検2級の合格に必要な得点率は?

  • 一次試験1520/1950が合格ライン
  • 二次試験460/650が合格ライン
  • ただし、配点が公表されておらず「何問中何問で合格か」は不明
  • 従来はおよそ60%の得点率で合格できていた
tano

私が受験したのは2014年の第3回で筆記試験46/75点、口頭試験29/33点でした。

ただし、現在では『60%』というのは目安程度となっていて、合格に必要な正答数はつかみにくくなっています。

自己採点の結果や、受験後の感覚と実際の結果が離れているのが今の英語検定です。

英検2級は難しい?勉強時間は?

必要勉強時間は30~50時間程度とされています。

もちろん、個人差があります。英検の対策として過去問や単語学習の時間をとる場合の時間なので、英検2級の英語レベルにまったく達していない場合には、さらに時間が必要です。

  • 共通テスト勉強中の高校生
  • TOEIC勉強経験のある社会人

こうした人が「英検2級のため専用」にかける勉強時間はこれくらいですが、そもそもの英語力をつけるという意味では、個人の現時点での英語力から逆算する必要があります。

英検2級の合格に役立ったおすすめ参考書

私が実際に使用した参考書は旺文社の過去問集・パス単です。当時、よく売れていると聞いて買いました。

とくにパス単は英語検定に対応していて、英検特有の単語を覚えるのに最適です。

優先度の高い単語から順に並んでいるので、覚えるべき単語に集中できるのがとっても効率的でした。

tano

でる度A~Cと分かれていて頻出単語が分かりやすい!
私は正直なところ、問題集や参考書にかなりこだわるタイプですが、英検については「王道」のこのテキストでしっかり学べましたし、合格できました。

初心者が気を付けたい勉強方法のポイント2選

「単語を覚えてから問題に取り組む」は遠回りのことも

英語学習の初心者にありがちな間違いに、「とりあえず単語帳」の考え方がありますが、これには大きな誤解があります。

まず、自分が解きたい問題のレベルに対して、何が足りていないかを把握しなければなりません。

もしあなたが過去問に取り組んで、

リスニング:会話の流れ・テーマはすべて理解できたけど、男性の使った名詞が1つ分からなかった。それが分かれば答えられたのに、、
リーディング:文型もとれたし、文法や修飾も理解できた。ただ、このwhichがかかる先の単語が推測できない、、単語を知っていれば楽なのに、、

こうしたことに何度も直面するのなら、単語を覚えるだけで合格できるレベルにあります。

ただ私も含めて多くの方は、文法にわずかでも欠点があって、読解において文章をただしく捉えることができていない場合がほとんどです。

英語学習は文法から始めるべきであることに気づけると、効率的に合格点に達することができます。

リスニングの方が得点しやすい

英語に苦手意識がある方の場合、リーディングやライティングよりもリスニングが苦手という方が一定数存在します。

しかし、英語の試験では、英検やセンター試験(共通テスト)に限らず、リスニングの方が得点しやすいように設定されています。

これは短いやり取りの中に文脈をもたせて、解答してもらえるように作問されているからです。また、話し手の抑揚なども情報となって、必ずしもすべての内容を把握できなくても得点できることが多いです。

リーディングの学習にかける勉強時間と同程度の時間をリスニングにかけるくらいの気持ちで取り組めたなら、自分が思ったよりも得点できるようになってきます。

英検2級の概要

英検2級を個人受験する場合の概要をまとめました。

詳細は公式HP(公益財団法人 日本英語検定協会HP )をご確認下さい。

測定技能 問題数 形式
リーディング 31問 4肢選択
ライティング 2問 記述式
リスニング 30問 4肢選択

日本英語検定協会 2級の試験内容 より

※追記:2024年度新形式に更新しました。

2024年度からの新形式とは

2024年度第1回検定から新形式へ変更しています。知識や技能の習得にとどまらず、思考力や表現力を問うために変更が加えられました。

  • Reading:設問数削減
  • Writing:英作文が1題から2題へ変更、要約問題の追加
  • なお、試験時間、Listening、Speakingに変更はありません。

英検の問題形式 一部リニューアルのお知らせ より

2016年度からの変更点とは

  • 語句整序問題が削除された
  • ライティングテストが導入された(内容、構成、語彙、文法から評価)
  • リーディングの形式が1級・準1級の形式に近しくなった
  • 試験時間が85分(10分延長された)

英語検定2級には以上の変更が2016年度から施行されているので、これ以前のテキストや情報を参考にする際は気を付けましょう。

英検にネット受験はある?

英検には「英検S-CBT」とよばれるCBT受験方式があります。CBT式では、全国の指定されたテストセンターでPC画面を操作することで受験できる、手軽さが特徴の試験です。

  • 対象は準1級~3級まで
  • スピーキングはヘッドセットマイクに録音
  • リーディングはPC画面操作で選択
  • ライティングは用紙に書く(筆記型)か、キーボード入力(タイピング型)

最大の利点は「家から近いテストセンターで」「好きな日に」「1日で」試験を受けることができる点にあります。

英検に限らず、CBT式は土日を中心にテストを受け付けていますが、利用者の多い地域や規模の大きなテストセンターでは平日にやっているところもあります。

※利用する予定のテストセンターのスケジュールカレンダーをよく確認してから計画を立てましょう。

試験日程

個人受験と団体受験があります。ここでは個人受験の場合を記載します。


英語検定には各級年3回の実施があります。

  時期
第1回 6~7月
第2回 10~11月
第3回 1~3月

試験時間

混雑緩和のため、級ごとに着席時間が調整されています。こちらでは2級の詳細を記載しました。

  入場開始時間 着席時間 試験開始時間 終了時間(目安)
一次試験 12:50 13:30 14:10 16:00
二次試験 午後

日本英語検定協会 試験時間 より

検定料

2級: 本会場8400円
(団体受験には準会場あり6400円)

以上、「英検2級は難しい?簡単になった?難易度を合格者が解説【完全版】」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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