- ビジネス会計検定3級の勉強時間はどれくらいだろう?
- ビジネス会計検定3級ってどういう試験?今のうちにおさえておきたい!
こうした疑問にお答えしていきます。
ビジネス会計検定3級に(独学で一度で)合格した経験をいかして、わかりやすく解説していきます!
合格証書はこんな感じです↓96点/100点でした。
ビジネス会計検定3級を受けようと思った理由
はじめに、私がビジネス会計検定3級を受けようと思った理由をかんたんに紹介します。
投資に関心があった私は、当時、NISAやiDecoで株式・投資信託を購入してゆっくり運用しようと考えていました。しかし、財務諸表の見方が分からなかったので、投資初心者として何か学習すべきだなと感じ、簿記3級を受けました。
ただ、簿記3級に受かっても、財務諸表の仕組みやできるまでの流れが理解できただけで、財務諸表を評価する知識は身につかず、どの会社の成績がよくて投資していけばいいか、自分の知識だけでは判断できずにいました。
そこで、ビジネス会計検定3級に出会いました。どうやら、簿記3級のあとに受けるビジネスマンが多いようで、難易度もそこまで高くないとのことでした。
ここまでの前情報をもとに、ビジネス会計検定3級を受験しようと考えました。
- 投資に関する知識が得たかったから
- 簿記3級だけでは財務諸表が読めず、会社の成績を評価できなかったから
- どうやら簿記3級のあとに受けるビジネスマンが多いらしいから
- 合格率が高めで、難易度が高くなさそうだったから
ビジネス会計検定3級の概要
ビジネス会計検定試験は大阪商工会議所による、会計リテラシー向上を目的としたビジネスパーソンのスキルアップのための試験です。2007年からスタートしていて、全国で受験することができます。
ビジネス会計検定3級では途中退出可能でした。試験時間はたっぷりあります!
受験資格 | 試験時間 | 受験料 |
制限なし | 120分 | 4950円 |
簿記3級に次いで、注目されている会計系検定のひとつです!
ビジネス会計検定試験3級の受験者の傾向
ビジネス会計検定は会計リテラシーを高めたいと考える、20代から50代のビジネスマンに人気の資格です。
- 会社員69%>学生9%、その他22%
- 21歳から30歳(32.2%)>31歳から40歳(29.8%)、、
※「その他」は製造業、サービス業、金融・保険業、卸売業、情報通信業、電気・ガス・水道業、公務員・団体職員、学生以外をいいます。
3級の受験者数は1回あたり約4000人で、年間約1万2000人にのぼります。
試験会場では、会社員の方がほとんどで、学生は少なかった印象でした!
ビジネス会計検定3級の勉強時間
一般的に、合格に必要な勉強時間は50~100時間程度とされています。
ビジネス会計検定3級の位置づけは、企業の財務諸表の分析に関係する知識をつけたい初心者向けの試験になっていて、3級を受けずにいきなり2級から挑戦される方も少なくありません。
私は幸いにも、簿記3級をもっていたので、25時間程度の勉強時間で合格できました!
ビジネス会計検定3級の合格率
ビジネス会計検定3級の合格率は60~70%で推移しています。
基本的な内容が多く、ビジネスや会計の初心者の方でも合格が狙えるチャンスのある難易度・合格率になっています。
時期 | 合格率 |
2023.10 | 70.2% |
2023.3 | 61.7% |
2022.10 | 67.2% |
2022.3 | 63.5% |
合格するために実際に使った問題集・テキスト
公式からテキスト・問題集がでていて、これが試験範囲そのものということなので「公式テキスト・問題集それぞれ1冊」での勉強にしました。
私の場合は、それぞれ1冊ずつを購入しました。試験範囲や難易度を考えると、ほかの参考書には取り組む必要はないと思います。
この2冊を持っている人を試験会場でたくさん見かけました!
私が実際に合格できた勉強方法
- 公式テキスト通読2回
- 公式問題集1周
- 公式問題集1周目で出来なかったところ5周
- 付箋付けたところをさらに5周
公式テキストは、カラーが少なめで「文章ずらずら+表がそこそこ」くらいの印象でした。それなりに通読はしんどかったですが、前述のように、簿記3級の知識と重複しているページは流し読みにしたので時間はかかりませんでした。
「付箋付けたところ」というのは、問題集(過去問)に出てきた内容に該当するテキストの個所に付箋を貼っていて、そこを重点的に読み返すようにしました。テキストの通読ばかりでは大変なので、過去問と関係するところだけ見直す回数を増やすイメージです。
公式テキストの導入が丁寧でわかりやすく、取り組みやすい内容になっています。
計算問題については、電卓を使用しますが、これも計算式さえ知っていれば解けないものはないレベルでしたので、身構える必要はありません。ただ、資料から計算に必要な数値を見つける作業に重点が置かれているように感じました。
ビジネス会計検定試験のメリット
- 社会人に必須の会計知識が身につく
- NISA、iDeCoなどの投資シーンで使える知識が身につく
- 就職・転職でのアピールポイントになる
ビジネス会計検定試験は、日商簿記検定などの試験に比べて、認知度や受験者数が発展途上にあります。
現在、さまざまなメディアや記事で紹介されてきていて注目されているので、これから就職・転職での評価が上がっていくと考えられます。
ビジネス会計検定3級と簿記3級どっちが先?
どちらも取る予定なら、簿記3級からの受験をとてもおすすめします!
これは公式テキストに書いてあるように、
私どもは、長年の実績を誇る簿記検定試験に加えてこの「ビジネス会計検定試験」を実施することにより、会計リテラシーを持つ人材の裾野がさらに広がることを期待しております。
ビジネス会計検定🄬公式テキスト3級 発行にあたって より引用
簿記3級にプラスαとして、ビジネス会計検定3級を学ぶことでより理解が深まるので、簿記3級にさきに挑戦することをおすすめします。
また、内容としても
ですので、順序的に簿記3級がさきになっています。
簿記3級とビジネス会計検定3級の両方を受験するなら、一方の勉強時間を短縮できる可能性があります!
まとめ
ビジネス会計検定3級の勉強時間・難易度を中心に解説してきました。ポイントをざっくりまとめると次のようになりますね。
- 会計リテラシーを高めたい方向け
- 難易度はやや低めで合格率60~70%
- 勉強時間は50時間程度
- 社会人の受験者が多い
- 簿記3級+αの位置づけ
会計リテラシーを高めたい方や、簿記3級にこれから挑戦する方、簿記3級に受かった後もっと理解を深めていきたい方はビジネス会計検定3級の受験を検討してみてはいかがでしょうか。
みなさんの合格を応援しています。
以上、『【合格体験記】ビジネス会計検定 3級の勉強時間|私が受かった理由』でした。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
コメント