電子書籍が発売されて以来、徐々に普及し始めてきました。
しかし、周囲の人は紙媒体をメインに読んでいる人が多いと感じます。
専用端末とiPadのどちらが良いのだろう?
こんな疑問を持った人は多いのではないでしょうか?
私はもともとiPadを使っていたのですが、ちょっと大きいし重いなあ。。。と感じていたので、電子書籍専用端末の購入を考えていました。
Kindleを少し調べてみると、どうやら評判が良いようです。
私はAmazonをよく利用しているので、Amazonが販売している端末のKindleシリーズから選びました。
AmazonのKindleシリーズには3種類あります。
・Kindle
・Kindle Paperwhite
・Kindle Oasis
※Kindle VoyageとPaperwhiteマンガモデルは生産終了しています(2019年2月時点)
少し調べてみると、
Kindle:バックライトがないので、周囲が暗いと読みずらい・・・
Kindle Oasis:3万円~??? 電子書籍を読むだけだと高すぎない???
というわけでKindle Paperwhiteを購入しました。
結論として、読書用としてのKindle Paperwhiteは最高!ということです。
今回はKindle PaperwhiteとiPadの比較と1年間使ったレビュー、Kindle Paperwhiteのメリット・デメリットについてまとめました。
Kindle PaperwhiteとiPadの違い
Kindle Paperwhite | iPad (第6世代) | |
価格 | 14,000~23,000円 | 37,800~63,800円 |
全体 サイズ | 縦 16.7cm 横 11.6cm 厚さ 0.818cm |
縦 24.0cm 横 16.95cm 厚さ 0.75cm |
ディスプレイ サイズ | 6インチ | 9.7インチ |
重さ | Wi-Fi: 182g Wi-Fi,無料4G: 191g |
Wi-Fi: 469g Wi-Fi,cellular: 478g |
カラー | 白黒 | カラー |
バッテリー | 数週間 | 最大10時間 |
容量 | 8GB/32GB | 32GB/128GB |
防水性 | 〇 | × |
動きのスムーズさ | × | 〇 |
目の疲れ | 〇 | × |
反射光 | 〇 | × |
Kindleは読書専用端末です。
価格はiPadと比べると安いのですが、様々なアプリが使えるiPadと比べると見劣りはしてしまいます。
ですが、iPadに比べてもKindleには数多くのメリットがあります。
使用感について
使い心地は小さい、軽い、もちやすいので、持ったまま長時間使用していても疲れにくいです。
持ち運びもしやすく、防水性もあるのでお風呂場でも壊れることなくゆっくりと読むことができます。(iPadは耐水性なので水で壊れる可能性があります)
バッテリーも1度充電してしまえば毎日使っても数週間は持つので、iPadのように頻繁に充電する必要はありません。
Kindle Paperwhiteの良くなかった点は、動きは初期のAndroidのようにカクカクしていることです。
iPadに慣れている人はストレスに感じるかもしれませんが、すぐになれるのであまり気にはならなかったです。
容量について
Amazonで販売している本の容量は以下のようになっています。
マンガ:約60MB 本:約7MB
容量は8GBの場合、漫画本は約100冊、本は約1000冊ほど保存できる計算になります。
32GBなら漫画は約400冊、本なら約4000冊になります。
iPadの128GBなら、さらに多く入ります。
8GBで十分な量はあるのですが、もし量に不安がある方は読み終わったら消して新しい本をダウンロードすれば問題ないでしょう。
ディスプレイの感じはどう?
KindleはiPadなど他のタブレットのように光を直接目に向けて当てるのではなく、ディスプレイを照らしているので目が疲れにくいのも特徴です。
文字のサイズも8段階から自由に選べ、明るさも調節できるので自分に合った読み方ができます。
また、画面は光を反射しないのでiPadのように反射を気にせず、場所や時間帯を選ばず使用できるのも魅力的です。
ただ、カラーではなく白黒なのは、本や漫画に適しているのですが、雑誌のように色が付いていないとわからないのには不向きです。
もし既にiPadを持っている方は、iPadのKindleアプリで雑誌を読むのが良いでしょう。
電子書籍のKindle Paperwhiteを使うメリット
ここでは、Kindle Paperwhiteの性能によるメリットではなく、1年間使って気づいたことについてまとめています。
Kindle Paperwhiteを使うメリット
- 場所をとらない
- サービスが終了しにくい(はず)
- 持ち運びに便利
- Amazonの大規模セールだと4000円引き
- 通常価格が紙の本より安い
- マンガ、本のセールが多い
- 毎月1冊本が無料(Amazon Prime会員かつKindle端末のみ)
- すぐに買える
- 検索機能が付いている
- 辞書機能も装備
- 重要な箇所にマーカーを引ける
- 暗闇でも読める
- 別端末でも途中から読める
場所をとらない
個人的に電子書籍を使う最大のメリットは、紙本と違って保管に場所をとられないことだと思います。
マンガのように連載期間が長くなるほど冊数が増えて本棚を圧迫し、最終的には置き場所が無くなりうるしかなくなる。
サービスが終了しにくい(はず)
電子書籍のサービスで一番怖いのは、サービス終了して買った本が読めなくなることです。
ですが、年々売り上げが伸び、様々な投資を行っているAmazonなので、そう簡単に倒産はしないと予想されます。
持ち運びに便利
電子書籍化していると、Kindle Paperwhite1つで購入した全ての書籍を持ち運べます。
Kindle Paperwhiteの重さは200g以下でとても軽いです。
ちょっと遠出するけど、あまり大きく重くない物を持ち運びたい時は非常に便利です。
Amazonの大規模セールだと4000円引き
Amazonにはよく大規模セールが来ます。
そのセールに合わせると、ほぼ毎回4000円の割引で購入できます。
その他に、通常時でもKindleシリーズのケースなどアクセサリと一緒に購入すると1500円割引が行われています。
通常販売価格が紙の本より安い
基本的に紙の本より安く販売されていることが多いです。
価格が安い場合やポイント還元で実質割引になっている本も数多くあります。
また、月間の特別セールや日替わりセールで3冊安く販売されている本もあります。
マンガ、本のセールが多い
本当にAmazonではマンガ、本のセールが多いです。
2か月に1回は大規模セールがあり、特に連休に入るとセールが多くなる傾向です。
割引率も50%~70%の作品もざらで、価格はそのままでも50%のポイント還元などもよくあります。
ちなみに、100%ポイント還元で実質無料なキャンペーンもたまにしていることがあります。

毎月1冊本が無料(Amazon Prime会員かつKindle、Fireタブレット端末のみ)
Amazonプライム会員で、Kindle端末またはFireタブレットをもっていると、Kindleオーナー ライブラリーから毎月本が1冊無料で読むことができます。
やり方は、Kindle端末、Fireタブレットから、
- 設定
- Kindleストア
- Kinlde本、コミック、洋書 から1つ選ぶ
- ジャンルから目的の本を選ぶ
- 無料で読む
無料で読める本には制限があるので、読みたい本が読めるかはわかりませんが無料で読めるのはよいですね。
注意点としては、購入したわけではないので、翌月違う本を読む場合は端末から消す必要があるので、ずっと読めるわけではないことです。
より詳しく知りたい方は、以下のオーナーライブラリーのページから確認してみてください。
<div class=”concept-box5″><p>Kindle オーナー ライブラリーについて</p></div>
すぐに買える
Kindleの電子書籍はAmazonのHPからだけでなく、Kindle端末からでも購入できます。
ワンクリックで買えるので、誤って買ってしまうかもしれませんがキャンセルもできるので心配ないです。
*Wifiに繋がっている時のみ
検索機能がある
検索機能は便利です。
紙だと、あれどの辺に書いてあったっけ・・・と思うと探さないといけませんが、Kindleシリーズだとワード検索ができるのですぐに目的の内容までたどり着けます。
辞書機能も装備
わからない言葉も、言葉の範囲を指定すれば意味を調べてくれます。
範囲指定も言葉をなぞるだけなので簡単です。
*Wifiにつながっている時のみ
重要な箇所がわかる、マーカを引ける
自分が重要だと思った箇所にマーカーを引けます。
それだけでなく、多くの人がマーカーを引いた箇所は自分のKindleにも「~人がハイライト」と出てくるので、特に重要な場所がわかりやすくなっています。
正直、本には無駄に文章を水増ししている箇所が数多くあるので、さっと軽く読みたいときには時間短縮できて便利です。
暗闇でも読める
Kindle PaperwhiteとOasisにはフロントライトが付いているので、周囲が暗くてもはっきりと字が読めます。
*Kindleにはフロントライトはついていません。
途中まで読んでも、別端末で続きから読める
外出時はスマートフォンで読み、家に帰ったら別の端末で読むことができるように、しおりの機能が付いています。
電子書籍のKindle Paperwhiteを使うデメリット
Kindle Paperwhiteを使うデメリット
- 充電が必要
- 紙の手触り感がない
- 電子書籍化が遅い場合がある
- 雑誌には不向き
- 貸し借りできない
- 読み終わっても売れない
- 広告がつく(付かないモデルだと+2000)
- 4Gモデルは+5000円
充電が必要
電子機器なのでどうしても充電が必要です。
ですが、いったん充電完了すると毎日1時間以上使ったとしても軽く1週間以上持つので、あまり気にしなくてもよいでしょう。
紙の手触り感がない
紙媒体が良いという方の中には、ページをめくりや紙の質感、手触りが無くなるのはなあ・・・
という方もいらっしゃいます。
最初は違和感がありますが、Kindleになれると意外と気になりません。
電子書籍の発売が遅い場合がある
新書の場合、紙に比べて電子書籍の発売が遅くなるケースがあります。
数日で販売されることもあれば、数か月遅れることもあります。
出版社次第なのでしょうが、新書をすぐ読みたい方は注意が必要です。
雑誌は読みずらい
・白黒(カラーじゃない)
・ディスプレイが小さい
マンガや文庫本といった白黒でも十分なのですが、カラーの雑誌には向いていません。
また、持ち運びに便利な小さなサイズも雑誌の場合は逆にデメリットになります。
人と貸し借りができない(家族間も不可)
貸し借りができないのは、個人的に最大のデメリットかなと思います。
家族内でも個人アカウントをそれぞれ持っている場合、紙媒体に比べるとどうしてもやり取りが不便で余分にお金がかかってしまいます。
読み終わっても売れない
本を読み終わっても売れません。
ただ、また読みたくなって買いなおすことが多い人は逆に良いかもしれません。
広告がつく(付かないモデルだと+2000円)
キャンペーン(広告)があり、なしのモデルがあり、なしのモデルだと2000円高くなります。
広告は電源を入れると最初に表示されており、ワイプで解除する必要があります。
iPhoneの最初の画面が広告になっているとイメージするとよいみたいです。
ちなみに、私はあまり余計なものはつけたくなかったので、少し高くても広告なしのモデルを選びました。
4Gモデルは+5000円
- Wifiモデル
- Wifi+4Gモデル
インターネットに接続する時は、4G回線やWifiを利用します。
Wifi+4Gモデルはスマートフォンのようにいつでもどこでも(国内)接続できますが、WifiモデルはWifi環境下のみ接続できます。
家にWifiがない方は+4Gモデルを選ぶことを考えなければなりませんが、ある方は技w座+5000円してまで4Gモデルを選ぶ必要はないのかなと思います。
ちなみに、私は家にWifiがあるのでWifiモデルを買いました。
まとめ
読書としての機能を求めるならKindle Paperwhite一択かなと思います。
iPadなどの他の端末はノートパソコンのような使い方を求める方におすすめです。
メリットだけでなくデメリットも数多くあります。
まずは電子書籍がどういうものなのかを試してみてください。
スマートフォンでKindleのアプリを入れて、電子書籍が自分に合いそうならKindle Paperwhiteの購入をおすすめします。
違和感があるのは最初だけで、慣れてしまうと電子書籍の良さから離れなれなくなるはずです。