薬剤師

薬学ゼミナールに通った感想【良かった点・悪かった点】

2019年度に薬学ゼミナール(薬ゼミ)の6月コースに通ったので、感想を含めた良かった点、悪かった点など、薬ゼミに関することを簡単にまとめます。

薬ゼミに入校を考えている方の参考になれば幸いです。

著者が通ったのは6月コースなので、年度や教室が変わると異なる場合があるので注意してください。(気になる点は薬ゼミにお問い合わせください。)

 

薬学ゼミナール 6月コースのカリキュラム

薬ゼミのカリキュラムの特徴

  • 1日1科目
  • 基本的に授業は月曜~土曜(祝日も授業あり)
  • 青本講座(6~9月)、演習講座(10~1月上旬)、直前講座(1月上旬~国試4日前まで)
  • 授業は9:30~17:30(70分×5コマ) → 直前講座は9:30~16:00(70分×4コマ)
  • 毎朝、前日の授業のテスト(30分) → 直前講座からは各科目1問ずつ出題

青本講座(6月~9月)

基礎固めの時期です。

「なぜこうなるのか」といった原理や背景を詳しく授業します。

大学の授業と同じように進みますが、大学の授業のように国試から大きく逸脱した内容は省いているので無駄に難しい内容ではありません。

科目にもよりますが、青本で約1日100ページほど進んでいきます。

ちなみに授業中に問題を解くことはほぼないです。

参考書の青本とは別に問題演習用の白本を渡されるので、翌日のテストでは授業で習った範囲の白本の基礎問題から一問一答形式で出題されます。

演習講座(10月~1月上旬)

問題演習の時期です。

基本的に授業で白本の問題演習→解説の流れですが、課目によっては青本講座のように授業が7割で問題演習が3割といった場合もありました。

翌日のテストは基礎講座と同様に白本から出題されます。

直前講座(1月上旬~国試4日前まで)

演習講座と同様に、問題演習→解説の流れです。

演習講座とは異なり、本当に特に出題頻度の高い問題かつ国試予想問題を解くことになります。

また、ここから授業時間が短くなるので(16:00まで)、自習に時間をさけるようになるので自分で勉強を進めるのが重要になります。

また、朝テストは前日の復習ではなく各科目1問ずつ国試と同じ出題形式になります。

薬ゼミに通って良かった点

授業がわかりやすい

授業が非常にわかりやすかったです。

大学にもよりますが、大学の授業はあくまでも研究の基礎知識をつけるためです。

ですが、薬ゼミでは国試に通すための授業をするので、国試の範囲より無駄に難しく勉強することがないです。

また、授業内容を他の科目のどこが関連しているかを教えてもらえるので、つながりが見えやすくなり記憶に定着しやすくなる点も良かったです。

国試までのカリキュラムを自分で立てる必要がない

国試合格までのカリキュラムを薬ゼミが立ててくれているので、自分で計画を立てる必要がないです。

個人的に計画を立てるのが苦手だったので、カリキュラム通りに進めていけば確実に国試に通るように進めてもらえるので非常に助かりました。

復習の機会が多い

毎日前日のテスト、翌週には前の週の内容のテスト、月末には月間のテストと、月に3回繰り返し復習します。

記憶に定着するには繰り返しが大事とガイダンスでも仰っているのですが、何度も何度も繰り返し復習をして記憶を定着するようカリキュラムに組み込まれています。

一緒に勉強する仲間がいる

予備校ということもあり、みんなが集まって授業を受け勉強するので、1人で勉強するより非常にやりやすいかと思います。

1人だとよほど心が強くない限りサボってしまいがちです。

私もサボりがちなタイプなのでサボりたくなる気持ちはとてもよくわかります。

しかし、周りを見ると1人だけで勉強しているのではないと実感できるので、「自分もやらなきゃ」と自然に思えるようになります。

毎日授業で生活のリズムが作りやすい

毎日9時30分までに通わなければならないので、生活のリズムが作りやすいです。

1人で勉強しているとどうしても昼夜逆転したり、だらだらと勉強してしまいがちですが、朝から授業なのでそのようなことが無くなります。

授業+その日の復習としっかりとメリハリをつけて勉強できたのは良かったです。

要は、やらなければならない環境をシステムとして外注してしまえばよいのです。

わからないことは質問ができる

考えてもわからない問題は放置せずに訊きに行けます。

科目や授業の範囲の広さによっては早く進めなければいけない場合がどうしても出てきます。

こうなると聞き逃しや理解できない場所ができやすいので疑問点を解消しなければなりません。

何度も質問に行っても嫌な顔1つせず毎回丁寧に質問に答えてもらえたのは非常に良かったです。

悩みなどを相談できる

チューターがつくので、勉強方法などについて相談に乗ってもらえます。

結局利用はしませんでしたが、教務カウンターで相談に乗っている人をたまに見かけたので意外と利用されている方は多いかもしれません。

各科目苦手対策講座開かれる

頻度はそう高くありませんが、休日に各科目対策1回2時間ほど対策講座を開かれる時があります。

全体をサラッとまとめてもらえるので、苦手科目は積極的に参加するようにしていました。

直前期の予想問題が的中しやすい

直前期の問題は本当に国試に出やすかったです。

特に国試3日前にもらう各教科1枚プリントの「国試のヤマ」というポイント集は本番でもドンピシャでした。

就職サポートも受けられる

まだ就職先が決まっていない方は、就職相談や学内で会社説明会などが開かれるので利用するとよいでしょう。

希望の勤務地などの条件を含めて相談でき、履歴書の添削もしてもらえるので非常に助かります。

私も就職サポートを利用して就職先を決めました。

薬ゼミに通って悪かった点

学費がかかる

5月、6月、9月コースのいずれにしても100万円前後の授業料がかかってしまいます。

決して安い金額ではないので、親御さんと相談して通ったほうが良いですが、もし通えるなら絶対に通ったほうが良いです。

6月コースは土曜日も授業

5月コースは土曜日は休みだそうですが(伝聞)、6月コースは土曜日も授業があるので非常に復習が大変でした。

特に私は去年国試の勉強を一切しておらず青本を開くのも初めてということもあり、1日で1週間分の復習は非常に厳しかったです。

もしあまり勉強をできていない、基礎が全然できていない方は5月コースに通うのをおすすめします。

配布プリントが多すぎる

配布プリントは本当に多いです。

というより多すぎます。

薬ゼミに入ってからもらうプリントの量は画像を見てもらえばわかると思います。

一応断っておきますが、全て勉強用の配布プリントで、ガイダンスなどの資料は含んでいません。

私のように整理整頓が苦手な方は整理に時間を捕らわれてしまうので、あまりため込まずに不要だと思ったら逐次処分していくのをおすすめします。(結局捨てられずに貯め込んだのだけど)

取っておいたからといって後から見返すことはほぼないです。

保管するのは、ゴロプリントや薬理の作用機序の図、病態の比較した資料だけでよいのではないかと思います。

 

長期休みに多量の宿題が出される

盆休みと年末年始にそれぞれ約1週間ほど休みがあり、丸々2日は時間のかかる宿題が出されます。

個人的には本当に邪魔な課題でした。

薬ゼミ側の意図として、全く勉強しない学生に強制的に勉強させる意味で課題を出しているのも理解できます。

しかし、自主的に勉強する側としては強制的に課題に時間を取られてしまい、復習や苦手科目に時間を割ける時間が減るので本当にストレスがかかりました。

ただ、自主的にできない学生にとっては逆に良い点かなとも思います。

要点集の配布時期が遅い

要点集をもらうのですが、配布時期を早めてほしかったです。

正確な時期は忘れたのですが、11月ごろに配布されたのかな?

青本を国試会場にもっていくのは無理なので要点集を持って行ったのですが、もっと早く配っていれば、授業の内容を書き込めた自分なりの要点集を作れたのに…と思います。

おそらく青本を使わずに要点集だけで勉強する学生が出てくるのを防ぐためだったと思うのですが、できればコーススタート時に受け取りたかったです。

個人的には自費で初めから購入して国試までに作り上げていくのも良いかなと思います。

受験前の緊張感が少ない

正直、国試前の緊張感やピリピリとした空気はほとんどなかったと感じました。

悪い点に入れるか迷ったのですが、勉強する上で雰囲気も大事だと思ったので加えました。

これは薬ゼミが悪いというより通う学生側の問題なので、どの分校に通うかによって変わってくると思うので少し頭に入れておいたほうが良いでしょう。

 

薬ゼミに通った感想

結論としては、通ってよかったと思っています。

卒業して5年以上たっていたので知識はボロボロで、1人で勉強していなかったら通っていなかったでしょう。

ただ基礎が全くできていなかったので、余裕をもって5月コースに通えばもっと楽に勉強できたなと終わってみれば思います。

私と同じように基礎力に不安がある方は余裕をもって5月コースをおすすめします。

 

授業はとてもわかりやすく、わからないことは質問に行けるので無駄に解らないことに時間を割くことがなかったのは特によかったかなと思います。

注意点としては友達がいる分校に通うのが話し相手になるのでストレス解消になります。

私の場合は大学卒業して5年は経過していたので、知り合いがおらず話す相手がいなかったのが地味にきつかったかなと。

既に同じ同大学の友達同士で固まっているグループに入っていく勇気はなかったです。

 

通う学生の年齢層も割と幅広く、大学卒業直後の人もいれば40代後半ぐらいの人まで割と幅広くいたと思います。

薬ゼミ側も学生に年齢などを含めて個人情報を聞き出すのは禁止にしているので、もし自分の年齢が気になって通うのを戸惑っている方は全く気にする必要はないかと思います。

 

薬ゼミに通った感想、良かった点、悪かった点を書いてみましたが、薬ゼミに通うのを考えている方にとって参考になった幸いです。

薬ゼミに通ったからといって確実に国家試験に合格できるとは限りません。

全く勉強していない学生、講師と必要以上にしゃべっているだけの学生など目的意識が低く何しに薬ゼミに通っているのかわからない学生が数多くいるのもよくわかります。

たった1年頑張るだけでよいのです。

たった1年で人生が大きく変わります。

 

そんな周囲に惑わされないよう頑張ってください。